特注部品
One-off parts
One-off parts
プロペラシャフト(推進軸)は、エンジンが発生した動力をタイヤに伝えるための動力伝達装置として取り付けられています。
高速回転する推進軸は、振れや不釣り合いがあると大きな振動を発生する回転部品であり、共振による破壊の問題もクリヤしなければなりません。また、動力伝達装置の変更は、重要保安部品として陸運局での審査対象となります。
プロペラシャフトは非常に重要な機能部品です。数千~数万回転という非常に高速で回転する部品なので、わずかな偏芯、芯ブレ、重量バランスの狂いがシャフトの破壊、車体の低周波振動による異音、軸受けの破損などの不具合を招きます。高回転、高速度の車両ほど高精密な作業が必要です。
ここで提供する推進軸加工作業は、熟練した溶接技術と締結の職人が作業にあたりますので、加工したもので安心して使用することができます。 外径60~80mm前後までのシャフト太さの普通車だけでなく、大型車の外径100mm以上の太いシャフトの加工にも対応可能(要相談)です。
また、鋼管・棒鋼などの機械構造用炭素鋼によるプロペラシャフト・ドライブシャフトの強度計算・資料作成が必要な方には、強度計算書の作成を含む陸運局への改造申請もお受けいたします。
プロペラシャフト・ドライブシャフトの加工、変更には陸運局へ変更の申請と強度計算書の提出が必須です。
新素材使用による軸製作に伴う強度計算は、今までは鋼にしか適用できない計算書式が用いられてきましたが、鉄以外の材料数値の異なる素材(樹脂など)を用いたものについての計算を行うことができます。(ただし、各種係数の値が必要)
推進軸は、プロペラシャフト,ドライブシャフトなどともよばれています。この部品は両端にミッション出口・デフへとつながるフランジ、ユニバーサルジョイント、センターベアリングなどの部品から構成されています。動力を伝えるただの棒だと思われがちですが実際には大変重要な働きをしています。
どんなに精度の良い軸でも偏芯を全くゼロにすることはできません。必ずわずかながら偏芯が生じ、回転遠心力によるアンバランスがあります。自重によるたわみも生じます。
軸が抱える問題の一つに、軸の両端を支えて回転させて回転速度を上げていくとある回転数以上で急激にたわみが理論上無限大となり、変形したり破壊することがあり、この回転数を「危険回転数」とよびます。
ほかの呼び方としては、「危険速度」、「振れ回り速度」、「ぱたつき速度」などとも呼ばれるようです。
回転数の低い機械に使われる軸にはこうした問題は起こりにくいものですが、高速回転する軸については大きな問題となってきます。
この危険速度の算出は、曲げ振動理論に基づくものです。目的の部品が持つ固有振動数を求めることによって、その部品の共振のピークにあたる回転数を知ることができるものです。
共振が始まると振動によるエネルギーが大きく増幅されて破壊にまでいたることがあるので、動力伝達軸のようなねじりと高速回転を同時に受けるような部品は安全上の問題から破壊まで至らないよう安全を見込んで設計する必要があります。
通常、自動車用推進軸では回転の上がり下がりが緩やかであるため、危険回転域を速やかに通り越すことがしずらいということにより、第一次の危険回転速度が問題になります。
それで第一次振動点の七割以下の回転数の範囲で使用するよう法律で定められています。特に自動車のような人間を乗せて走行する機械は「シャフト破損=命にかかわる大事故に直結」する重要部品ですので、こうした軸の振動に起因する破壊につながりかねない問題には慎重にならざるをえません。
エンジン・ミッション交換、ボディー加工といった大幅な改造を車両に加える場合、ミッション出口からデフの入り口までの長さ寸法が変化しますので、プロペラシャフト加工の中での長さを変更希望のお問い合わせが一番多いです。
お世話になります。
本日さっそく届いたシャフトを装着させていただきました。
一言で言うと…最高です!
不快なペラ鳴りもなく、振動も皆無です!
メリオス様に依頼し、本当によかったと心から感謝しております。
以前のノーマルのシャフトでは、ゴリゴリと不快な音がしていたのですが、
この度作成していただいたシャフト(ダブルカルダン)により、可動領域が増え、見事解決することができました。
最初にお問い合わせした時は、色々と不安ありましたが、親切丁寧に対応、ご説明していただき、不安なく依頼することができました。
また何か機会がありましたら、ご連絡させていただきたいと思います。
この度は本当にありがとうございました。
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