VHFコンバータ

FMラジオ用周波数変換器 JSM-2020 日本製


MVC-200が生産中止となり、MVC-200の信頼性と変換性能をさらにアップさせた後継機種として、JSM-2020へ2014年以降引き継がれることになりましたので、ご紹介いします。

FMCSIZE


概要

並行輸入車・逆輸入車・個人輸入車の場合、国によって放送周波数が違う為、「純正オーディオのFMチューナーが使えずラジオが聴けない」という場合に、VHFコンバーターを使用することで、輸入車の純正ラジオのままFMラジオが聴けるようになります。

輸入車の純正ラジオのデザインのまま、日本でも使用したい方にお勧めいたします。

このコンバーターを使用することによって、国内の周波数を海外向け純正ラジオが受信できる周波数に変換して出力するので、純正システムでそのまま日本国内FMラジオ放送に対応できるようになります。

並行輸入車など輸入車でオーディオを交換する場合のデメリット

  • 社外オーディオ交換によって純正の洗練されたデザインが崩れてしまうのでインテリアがすっきりしない。
  • ハンドルまわりのリモコンスイッチやセキュリュティー機能が使用できなくなることがある。
  • 北米トヨタなどが純正採用しているマーク・レビンソン、JBLなどの高級ブランドオーディオが無駄になってしまう。
  • 社外オーディオのデザインが合わない機械の購入に抵抗ある。
  • 車独自のデザインで、合うサイズがなく交換が難しい場合がある。
    等があります。

そこで並行輸入・逆輸入車の高性能ステレオをそのまま日本国内で使えるようになるFMコンバーター (周波数変換器)JSM-2020が必要になります。
このコンバーターを使用することによって、国内の周波数を海外向け純正ラジオが受信できる周波数に変換して出力します。(76~90Mhz→87~108MHzに変換して出力)
純正システムでそのまま日本国内FMラジオ放送に対応できるようになります。


FMコンバーター JSM-2020の特徴

  • 最先端技術D.B.M(ダブルバランスドミキサー)とクオーツ発振器による独自のツインバランスコンバーター方式により、走行中の激しい電界強度の変動にもかかわらず雑音の少ない明瞭な受信、安定した動作を確保しています。
    米国仕様のラジオで日本国内のFM放送を受信するためには、放送波をすべて奇数周波数に変換する必要があります。
    JSM-2020は二組のコンバーターを搭載し並行動作させることで奇数周波数受信も可能になりました。
  • 0.1Mhzステップ(ヨーロッパ・オーストラリア)仕様と0.2Mhzステップ(アメリカ)仕様のいずれにもステップセレクタースイッチの切り替えにより対応できます。
  • 純正セキュリュティーシステム、ハンドルまわりに装備されているリモコンスイッチや後部座席のコントロールユニットなど、純正のカーステレオの機能が損なわれることなくそのまま使用できます。
    また標準カーステレオの交換が不要なのでメーカーのデザインを変えることは必要なく、車内のデザインを損なうことがありません。
  • 純正ステレオをそのまま使用するので、セキュリュティー機能等がそのまま生かすことが可能です。
  • 市販のRFタイプのCDチェンジャーやFM飛ばしの機器も問題なく使用できます。アンテナと本機の間に接続していただくだけで使用できます。
  • アンテナ線で電源を供給するタイプの受信ブースターをもつ純正カーラジオシステムにも対応しています。
  • あらゆる環境下での使用を想定し、フィールド走行テストを経て開発され、厳しい品質基準の元で製造されております。

過去に輸入車販売ディーラー(BMW・メルセデス・ベンツなど)の純正品として採用されたMVC-200の後継機種ですので、安心してご使用ください。
並行輸入業者様から絶大な信用がある機種です。
同種の類似品にご注意ください。


注意事項

  • 防水ではありませんので水、水分、湿気にできるだけ接しないところに取り付けるか、または防水処理を施して取り付けてください。
  • 純正ステレオ自体に加工をする機械ではありません。
  • 表示周波数は外国向けのままとなりますので、本体ステレオのメモリー機能などをご利用ください。
  • JSM-2020は、日本のFM周波数を海外仕様のラジオが受信できる周波数に変換して送り出す機能ですので、純正カーステレオに加工をする必要がない「変換アダプター」です。
  • ロシアのFM放送のみJSM-2020、(前MVC-200)でも対応できませんのでご注意ください。
  • この機械を使えば表示周波数の変更もできるのかというお問い合わせがよくありますが、周波数表示の変更はできません。
  • 表示周波数を変更する加工は非常に高度な知識が必要となるようですので、そこまでの機能を望まれる方は日本メーカー製作の社外カーステレオに交換された方が早道と思われます。
  • 説明書に付属の周波数変換表がついていますので、問題になる事態にはならないと思われます。また、ステレオ本体のチャンネルメモリー機能も活用すれば支障はほとんど出ません。
  • 電波ブースター機能(アンプ)はありません。
  • 増幅装置はありませんので、アンテナ/受信機本体の性能に依存します。
  • AM電波は透過させる構造ですので、変化ありません。 
  • アンテナの入出力プラグはJASO規格と呼ばれるプラグが標準で取り付けられています。その他の規格のプラグが使われている車両は変換プラグが必要になります。


仕様

出力周波数帯域: 76.0~90.0Mhz
変換周波数帯域: 94.0~108.0Mhz
電源電圧: 10V~14.5V (24V車使用不可)
消費電力: 最大110mA以下
感度: 0dB (AM/FM共) 増幅機能はありません。
使用温度範囲: -25℃~+75℃
電源ヒューズ:  1A
サイズ (本体): 80(W)*50(D)26(H) mm
電源ケーブル: 45cm (ヒューズホルダー含む)
アンテナケーブル: 標準JASOタイプ付属、長さ約50cm (コネクタープラグ含む)
本体重量: 150g

FM電波以外の周波数(AM放送等)は通過させるようになっていますので、車両機器本体の性能に依存します。
ガラスにはるフイルムタイプの場合、若干受信しにくいことがあるという問題が報告されています。
フイルムアンテナの性能限界のためと思われますのでご注意ください。

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